FANTASY QUEST~カジノ編~4&5~わたちゃん

          4
「その女、イカサマしたんだよ。」
夜遅い夕食、具だくさんのあさりと玉ねぎのスバゲッティスープを食べながら言う。
「だって、ウナさん、僕は、すみからすみまで、見てたんですよ?」
「そのトランプの枚数かぞえたか?。」
「なぜですか?ウナさん・・?」
「全部あるうちのトランプの数の枚数が5枚位足りなくなっても
全くおかしくないだろ♪」
ライムもカインもウナの顔を見つめた。
「カイン、カードを配り終わった時に、一瞬カードから、目線を
はずさなかったか?」
「そういえば・・・その時、小切手の金額を確かめた時に・・。」
「その時に手元のトランプとロイヤルストレートフラッシュの
手札をそでの所にすばやく交換して、イカサマをしたんだ。」
「なるほど・・・そうだったんですか。」
「それで、ホプリハウスとルデリアは、どうするの?」
「こっちも手品(マジック)で、取り戻してみせるから、ライム カイン安心
しろよな♪」
「ええ、まかせたわ。ウナ!」
「頼りにしてますよ、ウナさん!!」
「まかぜとけ!」
         5
翌日、俺とカインとライムは、その名刺に書いてある屋敷に着いた。
「ここか・・。」
ライムが、ドアをノックする・・。
「すいません~どなたか、いらっしゃいませんか~。」
ガチャリと扉が、開き、1人のメイドが、迎えてくれる。
「ここは、使用人のハウスですよ。本家においでなら、列に並んで
くださいませ❤」
「え?どこに並ぶのか?」
「では、ご案内しますね❤」
メイドに案内されて、屋台が、立ち並ぶ間の列に並ぶ・・。
「何か祭りみたいですね・・・。」
「わたあめ、まんじゅう、人形焼きに、せんべい・・。すげ~」
「そうね・・。」
スタイル抜群のバニーガールが、りんご飴をバスケットを抱えて
俺とカインの目の前で、りんご飴3本を魔法のステッキみたいに
手で、くるくると回しながら、売り子をしている。。
「どう?3つで,120Rの100Rにしてもいいんだけど?」
「買った!」
「はあぃ❤どうも~❤」
俺は、すかさず、りんご飴をぺろぺろとなめる。
「ウナ!ここへ遊びにきたんじゃないわよ!」
「わかってるって♪」
ライムもカインもりんご飴をなめている。
「~美味❤ですね。でもこんなに大勢で、何の行列何でしょう?」
「さあ・・俺にも解らん・・。」
カインが、そこらへんの男の売り子に聞いてみた。
「あの~これは、何の行列ですか?」
「おう、あんちゃん、新入りだな?」
「ええ・・まあ、そうですが・・。」
「おいらは、これで、3回目だけどな。負けが、続いてなあ・・。」
「???・・今、なんと・・?」
「だあら、ここにきて、負けたのが、3度目だって・・よ・・。」
「は?・・・負けとは、何ですか?」
「ギャンブルに決まってんだろ・・。」
「・・おっさん、ここは、カジノなんだな?」
「ああ、眼鏡の兄ちゃん、物分りが早いねえ。そうさ、おいらは、
VIPルームには、招待されてないけどな。趣味で、週2、
遊びに来てるのさ♪」
「VIPルーム?なんだそりゃ・・。」
「このカジノの経営している奴が、いるというウワサだ。」
「・・・ルデリアさん、ここ自力では、無理ですよね・・。」
「・・うん、そうだね・・。」
カインとライムが、顔を見合わせため息をつく・・。
「このカジノ、ハーレム状態だからなあ・・。」
俺は、一呼吸してから、りんごを一口かじる。
「所でよお、嬢ちゃん、どっちの彼氏なんだい?」
「いえ、その・・私は・・。」
「まあ、いい。あんたらの幸運を祈るぜ・・!じゃあな」
男は、再び、ビラ配りに去って行ったのを見送った。
「ああ・・なんかとんでもない所にきちゃったわね・・。」
「VIPルームに招待されそうだな・・。」
「どうしてですか?ウナさん・・。」
「権利として、俺の名誉と探偵事務所があるからな♪」
「でも、ここで負けたら、僕、実家に帰るしかありませんよ。
 その時は、ウナさんを家族として迎えますからね❤」
「家族か・・・俺の妹を探すの手伝ってくれるか?カイン?」
「・・・・・ええ、もちろんです♪」
「ライムは、爺さんの所に帰れよ。」
「ん、私も手伝うわ・・。」
「でも・・負けたら・・・。」
「しっかりして、ウナ!絶対に勝つ!と信念を持って!」
「うん、ああ、そうだな!!」
そうこうしているうちに俺たちグループは、カジノの本家に
ようやく到達した。
「ここが、本家か・・本気で、実力行使だ!」
「私は、ポプリハウスを取り戻して、ルデリアは、どうするの?」
「ルデリアは、首輪でも付けて、無理にでも、取り戻す!!」
「ウナさん、そういう趣味あったんですか?!」
「今なら、ルデリアにウサ耳もオプションにつけるぞ!!」
「ウナ!カイン!そんな冗談は、いいから、さっさと入って頂戴!!」  
                                                              NEXT

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック