FANTASY QUEST~カジノ編2&3 わたちゃん

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ある日、ライムが、カフェ経営するという事で、俺とカインは、
さっそくそのカフェの準備のために、バイトに来ていた。
「テーブルにクロスと椅子のクッションに~カーテン❤」
「ライム、ずいぶんと嬉しそうだな♪」
俺は、テーブル拭きが、終わると背伸びを大きくした。
「ようやくカフェを開くのが、現実になるんだから❤」
「小さい子供の時、プラント先生に話してたもんな♪」
「プラント先生に1番最初のお客さんになってほしかった」
「そうだな・・俺も・・。」
「ライムさん、これで、メニュー表、いいですか?」
「カイン、後は、ルデリアとかたずけしてて♪
私は、ウナと、材料とか買ってくるから・・。」
「わかりました。」
ライムは、カインとルデリアをポプリハウスへ残して、
俺の意志に関係なく、雑貨店へと急いだ。
「まずは、カーテン生地だろ?」
「ええ、ウナとカインの探偵事務所のは、どれが、いい?」
「ん~。こんなのが、いいかな?」
「それで、いいの~??」
「え?だから、この柄・・。」
ライムが、半眼で、俺の手元じっとを見ている。
「その・・。」
俺は、つかんだ手を見ると、フリフリのリボン付きレースで
お姫様や貴族の少女が、欲しがりそうな柄だった・・。
「・・これ、ライムの部屋にどうだ?」
「そうするわね❤」
「俺のは、隣のカーテン生地にする。」
「じゃあ、荷物持ち頼んだわよ。」
「ああ、了解☆」
こうして、俺とライムが、買い物が終わって、ポプリハウスに
帰る頃には、夕闇が、せまっていた・・。
「これで、そろったかな・・。」
「だいたいはね☆」
「あれ・・?店どこだっけ?」
「ここら辺だと思うけど?」
ライムと2人で、近くを探すが、ホプリハウスのお店が、ない。
ただ、1か所の真ん中で、カインが、ポツンと荷物をしょって
茫然(ぼうぜん)と座(すわ)っていた。
「ねぇ、カイン!お店は、どうしたの?!ルデリアは?」
「そ、それが・・。」
「一体,何の真似だ?!」
「ルデリアさんとホプリハウスが・・賭けに負けてしまって・・
すいません!!僕は、止めたんですが・・。」
「詳しく説明して・・。」
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俺とライムが、雑貨店に品物を買いに行った直後の事。
「これで、完璧!」
ルデリアは、両手のこぶしをグッと伸ばした。
ガララン♪とポプリハウス店のドアベルの音が・・。
「ウナさんとライムさんが、買い物から、戻ってきたのかな?」
ドアを開けると、そこには、紫色のドレスに頭には、銀色の
ティアラを身に着けた女性と馬の被り物した背の高い人と
ナイト風の少年が、店の中に入って来た。
「あの、まだ、お店開店してないんですが・・・。」
カインが、言い終わらない内に、ルデリアが、女性に
バラの花を手渡している所だった。
「美しいバラの前では、貴方の様な方もかすんでしまう❤」
女性は、ルデリアに、にこっと、微笑みながら、言った。
「なんて、素敵なお店なんでしょう❤これなら素晴らしく優雅な
 ティータイムが、できそうね❤きっと喜んでくれるわ❤」
「あの・・何の事でしょう??」
カインが、女性に尋ねるがルデリアにまたもやさえぎられた。
「ぜひ❤貴方の名前と住所を教えてくれませんか?」
「私は、エリー=パデシアよ❤住所は、ここに書いてあるわ」
ルデリアとカインに名刺を手渡す。
ふんわりとした香水の匂いがただよう・・。
「で、ここに用ってなんですか?」
「この店の権利書と設計した方は、どなたかしら?」
「ああ、それなら、私ですが?」
とルデリアが、自慢そうに言う。
「まあ・・❤貴方が?素晴らしい!!私とボーカで勝負しない?」
「え?でも、ライムさんやウナさんに聞いてみてみないと・・。」
「私が負けたなら、この店は、あきらめて1000000Rの
小切手で支払いするわ。私が勝ったならこの店は、いただくわね❤」
何と言う事だ。こんな奇妙な客が来るなんて、とカインは思った・・。
「私とあなた方、2人で、まとめてかかってらっしゃい♪
もちろん、デフォスもククルも後ろを向いてなさいな」
了解!とばかり、ナイト(ないと)の少年(デフォス)と馬の被り物(ククル)くるりと後ろを向いた。
「これで、イカサマはなしよ?トランプは、封を切ってない新品を使うわ。これで、いいかしら?お2人さん❤」
「ええ、いいですよ。レデイ、勝負しましょう❤」
「ルデリアさん、僕は、ウナさんとライムさんが来るまで・・・・・。」
「バンダナの坊や、嫌なら無理にとは、すすめませんよ?」
「いえ、僕も参加します・・・。」
「ジュリングした包み紙を解いて、カードをシャッフルしたら、
私の方に戻して、配布しますから❤」
「ええ、解りました・・。」
「勝負は、1度よ!」

トランプの封を開けて、丁寧にカードをまぜ、カットして配った所で小切手をカインとルデリアの目の前に置いた。
「ストレート!」とルデリアが、手札を見せる。
「3ペア!」カインも同じく手札を見せる。
「いい線だけど、私の手札には、勝てないわねっ❤スペードのロイヤルストレートフラッシュ!!よ!!」
これには、カインもルデリアびっくりした・・。
イカサマは、してないし、トランプもトランプの箱も
時間を費やして、あれだけ、念入りに見てたのだから・・。
「さてと、これで、このお店は、私達のもの☆」
声高らかにルデリアとカインに言葉を浴びせた。
「バンダナの坊やは、荷物をまとめてちょうだいね♪ その、丸眼鏡の方は、馬車に・・!」
馬の被り物した大男は、ルデリアのみぞおちを1発パンチする。
気絶させたルデリアを軽々と抱え込みドアの方へと向かうが、カインが、大男を、呼び止めたが、無駄だった。
「ここは、おまかせを・・。」
ナイトの少年が、ロングソードを抜き、カインの前に立ちはだかる。
「そこを、どいて下さい!!貴方とは、戦う必要ないです!!」
「なら、こっちから、勝負を挑む!!かかってこい!!」
柱時計が、12時の鐘を合図に剣と剣が、炸裂する!!

「と、言うわけでポプリハウスとルデリアさんが取られちゃいました・・・。」
雨が、パラパラと3人の体を包み込む。
「カイン、ライム、とりあえす、俺の家に行こう・・。」
馬車に乗り、3人は、無言の足取りで、ウナのログハウスへと
急ぐのだった。                                                    NEXT

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